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ジャワ島中部地震救援報告会を開催

平成18年7月2日(日)
土生神社社務所で開かれた 「小さな友の会」

土生神社においてジャワ島中部地震救援報告会を開催しました。

 5月27日発生し、死者5782人の犠牲を出したジャワ島中部地震被災地に地震から一週間後入り現地調査をしてきたCODE海外災害援助市民センター臨時スタッフの吉椿雅道さんの報告を写真を見ながら聞かせて戴きました。
 被害の大きかったジョグジャカルタ特別州の農村部の調査報告が主でしたが、断層に沿って集落の家屋が軒並み倒れているのに周りに広がる穀倉地帯の田んぼには被害があまり見られないのが不思議に思えました。二毛作が一般的ですが、小作農が多く、人々に蓄えはあまりありません。ガレキの撤去もままならず、住宅再建のメドも立たないままテント暮らしを続ける多くの被災者がいます。
 被災家屋が約15万戸、被災者が約150万人と言われる中で、政府の方針は仮設住宅を建てずに恒久住宅を建てるということのようですが進んでいません。
 家屋倒壊の原因は、インドネシアにも耐震などの建築基準はあるものの守られてはおらず、レンガなど建築資材の低品質化が指摘されています。それがなければこれほど大きな被害は生まなかったでしょう。
 ところで吉椿さん達のNGOの復興支援の柱になる活動の一つに防災教育があります。それは神戸の震災の経験を伝えるということがベースにあると思いますが、それをこちらの押し付けでなく、現地の伝統文化を通して伝えられないか考えているそうです。
 ジャワ島では伝統芸能である人形影絵などを使って防災のことを伝えていきたいとのことです。これまでも災害を題材にした人形劇があったそうですが、イスラム教の教えが根底にある内容で災害で被害や犠牲が出るのも神様の思し召しのようにとらえているようです。それはそれで大切な精神風土であるはずですが、防げる被害は出来るだけ防げるように経験を伝えていく教育も重要です。それを伝統文化の中で伝えていくことが出来たら、防災教育と、文化の継承が同時に出来て素晴らしいと思います。
 被災地には昔から日本の「結」のような助け合いのつながりがあるそうです。ゴトンロヨンと言います。家を建てるのも村の大工さんが指導して、みんなが助け合って建てるそうで、大工さんが耐震に関するトレーニングをすることも今後大切です。しかし助け合いのつながりは私達の方こそ、学ぶべきことがありそうです。またインドネシアと日本のつながりは深く、災害はまことに不幸ですが、そのような中でこそ、真の理解も深まると感じます。
 付け加えて神社でなぜこんな報告会などを開くかと言えば、災害はいつこの地域に襲いかかってくるかわからず、何事も他人ごとや遠い世界のことと思ってはいけないからです。難しいことはわかりませんし、特別な人の特別な活動をしようとしているわけではなく、明日は我が身と思って、理屈ぬきで一番身近な神様に見守って戴きながら、こんな集まりを開いているのです。

















                                        阪井 健二

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