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岡谷市豪雨被災地報告

平成18年7月27日(木)
災害ボランティア活動 「小さな友の会」

 前日の夜から岡谷市に入り、27日午前8時過ぎ市役所隣にある市立文化会館に設けられた災害ボランティアセンターでボランティアの登録をしました。続々と集まってくるボランティアは20代の若者中心に見受けられましたが、中には年配の方の姿も見られ、この国にもボランティアというものが確かに根付きつつあることを実感しました。

 ボードに地区ごと貼られたボランティアの内容と人数。私も橋原地区に行く20名のグループの一員となって小型バスに乗り込みました。
 諏訪湖に面した古くから生糸で知られる岡谷の街の中心部は全く通常と変わらない様子でしたが、10分程走って諏訪湖から流れ出す天竜川沿いを進み、橋原区公会所で私達はバスを降りました。そこで区長さんから挨拶を受け、その言葉には何百年に一度の災害に自分の生涯で遭遇し大変だという気持ちがにじみ出ていました。

 一帯を橋原区と総称し、そこから更に私達は軽トラックの荷台に分乗して川岸東という地区に入りました。地区に入ると、市の中心部からわずか10分で様子は一変し、土石流に襲われた生々しい豪雨の被災地でした。マスコミで度々取り上げられている湊地区はもう少し諏訪湖寄りにありますが、いずれにせよ、今回の災害がごく限られた地域を襲ったものであることをあらためて感じることが出来ました。

 去る7月19日の午前4時40分頃この川岸東地区で鉄砲水が発生して一軒の住宅が流され一名が死亡と新聞記事が伝えています。
 現地に立つと、山の谷間の畑を土石流が押し流し、高速道路の下を潜り抜けて集落の方へ押し寄せた跡のありさまに言葉をなくしました。

私達はその一軒のお宅に入り、土石流で家の中にまで入り込んだ泥土をスコップですくってはバケツに入れ、バケツリレーで道端に積み上げていきました。泥土だけでなく、他の被害にあった住宅のものか、家財道具なども流されてきており、それらも一つ一つリレーで道端に出していきました。

 周りでは重機を使って復旧作業も続いていますが、たくさんの人が集まって協力し合わないと出来ない作業が続きました。作業の途中誰かが「バケツはバケツリレーをするためにあるんじゃないか」と言いました。私はその言葉に何かはっとして、人は助け合うために生きているのではないかと思いました。

 聞けばそのお宅には老夫婦が住んでおり、奥さんは寝たきりであったそうですが、とんでもない災害がお年寄りの生活を襲ったものです。これまでこの地区にこんな災害はなかったのです。

 昼食をはさんで作業は午後3時半まで続きましたが、私達に出来たことはほんの僅かなことでした。まして私は一日だけのボランティア。犠牲者も出た被災地であり、復興への長い道のりの中の小さなお手伝いに過ぎません。
 ただ異常気象とも言われる中で起きた災害。明日は我が身かも知れませんし、他人ごとではありません。それを思うと一日だけでも、バケツリレーの一員になれたことは明日につながっていくような気持ちがしながら、土生に帰ってきました。
                                        阪井 健二

                岡谷市災害ボランティアセンター











                岡谷市豪雨被災地











                       岡谷・川岸地区土石流が襲った畑















                       土石流の被災地で活躍するボランティア















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