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「阪神大震災12周年の集い」を開きました

平成19年1月20日(土)
土生神社社務所で開かれた 「小さな友の会」

土生神社で鎮守の森・地域交流会「阪神大震災12周年の集い」を開きました。


例年の通り1月の集いは震災がテーマです。今年は阪神淡路大震災から12年 干支が一回りし、佛教で言えば13回忌の年。その節目の年に今年も神戸から上原孝仁さんに来て戴きお話をして戴きました。

上原さんは神戸市灘区の文化住宅に住んでいて被災 7時間後に救出され六甲小学校に避難 8月まで避難所で暮らし王子公園仮設住宅に入居し自治会立ち上げ後仮設住宅閉鎖まで自治会長を務める。現在は兵庫区の公団借り上げの復興住宅に居住。フランス語翻訳業に従事。

上原さんは自らはあまり震災そのもののお話はされません。今回の集いのレジメは次の通りですが、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の「ヒデリ」の一語が実は誤記であって「ヒドリ」と本当は賢治が書いているという論争についてのお話が中心でした。最後に神戸の話に結びついていくはずが、それも端折られてしまいました。

震災の最も真っ只中におられた上原さんと出会った時、私はボランティアのつもりで神戸に行ってましたが、それは真似事に過ぎない、私はただ一人の人間として被災された方々を訪ねていかなくてはいけないことに気づかせて戴いたのでした。

ボランティアとしては大して役にたつことも出来なかった私でしたが、あの大きな地震がなければ、上原さんに出会うこともなく、上原さんがこの土生神社に来ることもなかったと思います。大きな地震は多くの命を奪いましたが、一方で大きな縁も生み出していました。その縁を大切にすることもあの大きな地震のことを伝える大切な側面ではないのかと思っています。

宮沢賢治の詩についての論争を語りながら被災者としての思いを上原さんは語っているのでしょうし、集いの後半は他の参加者と共に地震についての話になりましたが、それはおまけみたいなもので、上原さんがこの土生神社に今年もやって来て数名の参加者と顔を合わせたことで集いの目的はほぼ達成されたのではと考えています。

小さな集いを神様に捧げ、大きな災害が起きないことを祈りながら、また新しい今日を生きていきたいと願っています。

これからも折に触れ上原さんとの出会いについて書いていきたいと思います。


007年1月20日岸和田集会レジュメ
                             上原孝仁
1.ヒデリ×ヒドリ(宮沢賢治「雨ニモマケズ」)論争
照井謹二郎(宮沢賢治記念会理事長):ヒドリ説発表(「読売新聞」1989年10月9日)
 *原文は「ヒドリ」となっている。
 *1934年9月「岩手新聞」公表時に「ヒデリ」と誤記。
*「校本宮沢賢治全集」(筑摩書房)でも「ヒドリ」を誤記として「ヒデリ」を採用。
*花巻市南部に日雇いを意味するヒドリという方言がある。
一介の市井の研究者バッシングに時の詩壇が総力を挙げて反論の大合唱
 *入沢康夫:「るしおる」4号6号(安西均氏が「詩壇手帳」でこの問題に触れ、「ヒデリ」への校訂を良しとする体千葉を表明している)、「朝日新聞」−校訂者としてヒドリ存在を抹殺。責任を回避するためにヒトリ説まで擁護。詩人=大学教授の末路。
 *原子朗:賢治辞典においてヒドリ項目を採用しなかった事実を糊塗。「国文学」1989年12月号−問題を矮小化(ごく小さな例でいおう)。曲解に次ぐ曲解(単なる日照りではなく「旱魃」)。
 *安西均:「詩学」1990年3月号−貧困な詩意識を暴露(連続的な対句の箇所を読むために、むしろ賢治自身が気分よさそうに遊んでいる気配すら感じ取る/本稿は入沢康夫氏から頂いた多くの資料紙誌を参考に書いた)。「詩学」1990年5月号−永瀬清子まで援用。厳然たる事実を前にしても対句の轍から自己解放できない。思い込んだら地獄。
野口存彌:「文学の遠近法」−照井説を踏襲。二代目の面目:「「ヒドリ」を「ヒデリ」とあらためたのはそもそもは高村光太郎だったと伝え聞いている」(2004年3月)
ヒデリ説の問題点:夏の日照(かんかん照り)は稲の生育に適している。
ヒドリ説の問題点:農閑期に日雇いで稼ぎに行ける場所があるのはむしろ幸運である。
新ヒドリ説:柳田國男「鳥の名と昔話」(1934年6月)を媒介する。
 *パラレルワールドのまま日本が戦争期に突入。お経として受容(富岡多恵子)。
 *水こい鳥=赤ショウビン=トウガラシドリ=ヂゴクドリ=ヒドリ(火鳥)(神原村ではこの鳥が鳴けば人が死ぬと謂って居る)。
2.フェニックス=ヒドリの飛ぶ神戸
傍聴記
T.スーパーマーケットの万引き程度の判決を求めて
U.敵は神戸市にあり
V.「達男君、それって、もしかしたらPTSDじゃん!?」
W.
X.
3.孤独死問題における「ほんとうのこと」

















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